15歳の中学生から、こんな相談を受けた。
伝えたのは「社会不適合者はいない。今いる環境不適合者がいるだけ。」ということ。
これは親友で一緒に働いている八木仁平さんの言葉で、心底共感してる。
このマインドで自分を見つめてほしいと伝えた。
大人が「社会」と口にする時、「自分がこれまで働いてきた環境」をイメージしてる。
よくあるのは、
・週5で会社に勤務
・毎朝7時には起きる
・同じオフィスに出勤
・9時間以上働く
・行きたくない飲み会も参加
・合わない上司との人間関係に疲弊
・クタクタで退勤
・疲れがたまり週2の休日はグッタリ
こんなイメージ。
この子のご両親がどんな環境で働いてきたかはわからない。
けどきっと、自分が働いてきた環境を「社会」として、子供が適合できるか心配になってしまったんだと思う。
苦労してほしくないから、「成人になって社会人になったとき何かしらその人にしかないものがないとダメ」と強い言葉を言ってしまうんだと思う。
けど忘れてほしくないのは、ご両親が生きてきた社会以外にも、色んな社会があるということだ。
びっくりするくらい色んな職業があって、色んな環境があって、色んな社会がある。
たとえば僕は今、
・毎日自宅やカフェや図書館で働く
・固定のオフィスには出社しない
・朝6時に起きて朝活
・かと思えば昼の12時まで爆睡
・楽しくなったら12時間以上働く
・1時間しか働かない日もある
・休日は特に決めてない
・大人数の飲み会は行かない
・気の合わない上司はいない
・というかそもそも上司がいない
これが僕にとっての環境、僕にとっての社会。
僕の周りには、
・経営者
・バー店長
・ミュージシャン
・YouTuber
・作家
など色んな職業の人がいる。
みんな楽しそうに、自分に合った環境で働いている。
世の中には様々な職業があり、環境があり、社会がある。
そして、自分にあった社会は必ず存在する。
自分が社会不適合者だと思ったなら、それは今いる環境に不適合なだけ。
自分にあった環境を見つけられてないだけ。
社会不適合者なんていない。
それを伝えたかった。
「そんなの一部の選ばれた人だけが見つけられるものでしょ?」と思うかもしれない。
大丈夫、正しく探せば絶対に見つかる。
かくいう僕も、大学を卒業してはじめに入った会社では、自分を「社会不適合者」だと思い込んでいた。
例えば、ADHDの多動症が悪く出て、1つの机にどうしても座ってられなかった。
「なるとし君はここで仕事してね」と言われてるのに、勝手に席を移動しまくってしょっちょう怒られた。
スケジュール管理ができなくて、1人だけスケジュールの立て方の補修を受けたこともある。
「なんでこんなこともできないの?」と言われてマジで泣きそうだった。
仕事ができない上にいつもPCメガネをかけてるから、ついたあだ名はのび太くん。
さすがに情けなさすぎる。
けどそれだけ当たり前のことができなかったからこそ、できることを必死に探すしかなかった。
一つずつ丁寧に自分を見つめ直していったんだ。
そして自分に合った社会を見つけることができた。
こんなにダメな僕でも見つけられんだから大丈夫。
どんな人でも絶対に見つけられる。
僕はそう信じて、これからも生きづらい人を癒し続けていこうと思う。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。
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