決めるのが先、準備は後

決めるのが先、準備は後。
現実を変えたいなら常にこの順番。

何か始める時は常に不安だ。

「まずは勉強しよう」
「まずは資格をとろう」

安心材料を求めて準備から始めてしまう。
けどこの順番だと何も変わらない。

今日は僕がこれを痛感した失敗談を書き連ねる。
ぜひ反面教師にしてほしい。

「オレ…いつかこの会社やめて独立しようと思ってるんだ」

新卒1年目の僕が同僚によく言ってたセリフだ。

入社した頃から独立願望はボンヤリ頭の片隅にあった。

けどいきなり独立するのは正直怖い。
そもそも何をやって独立したいのかわからない。

だから会社員として働きながら独立の準備をしよう。

「今だ!」と思えるタイミングがきっとくるはずだ。

そんなことを考えていた。

会社員 or 独立。
どっちつかずのスタンスで仕事に取り組んでいたら、当然成果は出ない。

部署でリアルビリの落ちこぼれだった。

「オレはいつか独立するんだ…」
「本気出してないだけなんだ…」
「成果出ないのも仕方ないんだ…」

そんな言い訳がしたくて、先ほどのセリフを吐いていたんだと思う。

「いつか独立するから大丈夫」という逃げ道が欲しかっただけなのかもしれない。

ダサい。あまりにダサすぎる。
何もかもが中途半端。

自分で書いてて情けなくなってきた。
このポスト投稿するのやめようか悩むレベルだ。

けど今日は反面教師になると決めた。
もう少し書き続けてみる。

ダサい台詞を吐き続けて1年ほど経ったころ。

僕は着々と準備を進め、ついにフリーランスで独立しようとしていた。

なんてことはなく、何一つ状況は変わってなかった。

「今週はさすがに仕事が忙しかった…。土日に独立の準備を必ず進めよう。」

と誓ったはずなのに、土日は疲れ果ててついベッドに寝転がってしまう。

思考停止してYouTubeとTwitterをダラダラ往復する。

そんなことを繰り返していたら、あっという間に1年が過ぎていたのだ。

自己嫌悪ばかりが捗り、心も体もボロボロになっていた。

「こうやって定年までやり過ごして生きていくのかもしれない…」と諦めかけていた。

そんな時だ。
僕が八木仁平さんという人に出会ったのは。

いつものようにTwitterをダラダラと見ていたら、

「自己理解のコーチングをします!」

という仁平さんのツイートがタイムラインに流れてきたのだ。

仁平さんは新卒で就職せず既に独立していた。

日本でも指折りのブロガーとして活躍しながらも、自己理解の仕事にシフトし始めた頃だった。

年齢は自分と同い年。
衝撃を受けた。

「いつか独立」と言いながら怠惰な毎日を過ごす自分。

一方で、新卒でとっくに独立して活躍した上で、新たな一歩を踏み出している仁平さん。

あまりに違う世界を生きている。

確実に自分と異なる感覚を持っている。

「この人に直接会いに行こう」と決めて、コーチングに申し込んだ。

直接会ってみると、予想は的中した。

自分と全く異なる感覚で問いを投げかけてくれる。

僕はいつものように「いつか会社をやめて独立したい」と口にする。

「どうして今やめないんですか?」と聞かれる。

仁平さんに言われるその一言は重みが違う。

いつもならそれっぽい理由を並べられるけど、新卒で独立している人を前にすると言葉に詰まった。

「どうしてなんだろう…」と内省している僕に、「やめたいならやめてしまえ」と仁平さんが背中を押してくれる。

そんなやり取りの中で、直感的に理解した。

決めるのが先で、準備は後なんだと。

完璧に準備が整って、絶対に失敗しない安心と共に進むと決められるタイミングなど、一生やってこないんだと。

理想の未来を決めるのが先。
準備は後からついてくる。

そうやって未来を切り開き続けて、仁平さんは目の前にいるのだと。

頭でわかっていても心と体が拒否していた感覚が、ようやく腹落ちした瞬間だった。

この感覚を掴んでからは、面白いほど人生が変わっていった。

その一部を羅列すると、

・会社をやめてコーチングで独立

・1年後にはやりたいことだけで生活できるように

・仁平さんと一緒に自己理解プログラムを立ち上げ

・取締役になり、受講生が2000名超、チームメンバーが約100名になるまで牽引

・社会人になって諦めていた音楽も、バンドを組んで再開

・代表曲がYouTubeで30万回以上再生されるように

「いつか独立する」とぼやいていた会社員時代には、思い描けなかったほど遠くにきていた。

先に未来を決めてしまえば、準備は後からどうにでもなることを理解した。

同時に、完璧に準備が整う「いつか」を待っていられるほど、人生が長くないことも理解した。

この先もこの感覚を肝に銘じて生きていく。

話は変わるが、最近僕は音楽のソロ活動を始めた。

とはいっても、YouTube等でフル公開しているオリジナル曲はまだ1曲もない。

LIVEハウスでソロワンマンをした経験も一度もない。

けど年末12月に、100名近いキャパでワンマンをやることを決めた。

LIVEハウスをおさえ、チケットの販売も始めた。

やりたいと思ったから、先に未来を決めたのだ。

ぶっちゃけ今でも全然こわい。

大切な時間とお金を使って来てくれるお客さんには、絶対に満足してもらいたい。

「来てよかった」と心からの笑顔で帰ってもらいたい。

今の自分にそれができるのか、気を抜くと不安に襲われる。

けど同時に信じてる。

最高の曲を作り、パフォーマンスを磨き上げ、満面の笑顔でお客さんを迎えにいく。

未来がそう決まったなら、準備は後から必ずついてくる。

これまでもそうだった。
今回もそうなる。

このポストを読んで思うところがあった人は、ぜひLIVEを見にきてほしい。

「決めるのが先、準備は後、それで大丈夫」ということを僕が証明する。

仁平さんが僕に直感させてくれたように、僕があなたに直感させる。

過去の僕のように「変わりたいのに変われない」と現状の中でもがいてる人は、気軽に遊びにきてほしい。

(LIVEチケットは完売して、大成功に終わりました。)

ここまで長文を読んでくれてありがとうございました!

反面教師含めて、僕の経験談が少しでも参考になったら嬉しいです。

理想の未来を決めて、共に向かっていきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です