知識をインプットすることは、一般的には良いとされている。
勉強熱心と評価されることも多い。
僕もそう信じて30年近く生きてきた。
けど実は、知識は入れれば入れるほど生きづらくなる。
それを裏付けるように、今日コーチングしたお客様からこんなことを言われた。
「なるとしさんが発信してる情報をずっと見てたから、色々わかってるつもりでいました。
なのに行動に移せない自分に、自己嫌悪してたんです。
今日コーチングを受けて、自分1人に向けて発される言葉の刺さり方が、あまりにも異なることに驚いてます。
何をやればいいか明確になり、今はやる気に満ち溢れてるんです…!」
この上なく嬉しい。
コーチ冥利に尽きる。
同時に、知識の入れすぎで身動きがとれなくなってる人が沢山いるんだろうなと感じた。
もっともっと自分のコーチングで身軽にしていきたい。
その一助になればと思い、最近感じてることを書き残しておく。
知識は入れれば入れるほど、不安が増していく
ネットサーフィンするだけで、情報がいくらでも無料で手に入る時代。
本も数千円で買えてしまうし、要約動画も溢れかえってる。
こんな環境だと、真面目な人ほど熱心にインプットを頑張ってしまう。
「やりたい!」と思ったことがあっても、まずは勉強から始めてしまう。
すると、一時は不安が拭える。
賢くなった気になれる。
前進した気になれる。
周囲からも勉強熱心だとほめられる。
けど同時に、まだまだ勉強不足な自分に気づく。
世の中は知らないことだらけだ。
そして、新たな不安が芽生える。
「まだ知らないことがあるんじゃないか…?」
「もっと良いやり方があるんじゃないか…?」
「さらに失敗の可能性を減らせるんじゃないか…?」
不安を拭うために、これまで以上にインプットを頑張る。
するとさらに勉強不足な自分に気づき、インプットを止められなくなる。
同時に不安も膨れ上がり、身動きがとれなくなっていく。
この状態を、一緒に働いてる八木仁平さんが「知識メタボ」と呼んでいた。
とてもしっくりくる表現だ。
なるとしも知識メタボです
かくいう僕も、気づいたら知識メタボに陥ってしまう。
日頃から「これやりたい!」と思うことは多いタイプだ。
けど人から笑われるのが怖くて、
「確実に上手くいく方法があるんじゃ…?」
「もっと格好よくてスマートなやり方があるんじゃ…?」
と夜な夜なネットで情報を漁り始めてしまう。
典型的な正解探し思考だ。
リスクばかりが目につくようになり、不安は雪だるま式に増大していく。
そうこうしてるうちに、「やりたい!」という初期衝動は鎮まってしまう。
最後は「もっと成長してからやった方がいいな」と自分をむりくり納得させる。
結局行動しない自分に、少しの自己嫌悪を感じながら。
そんなことを繰り返し続けてきた。
けどさすがに30年も生きてれば気づく。
もっと成長して「よし!今なら絶対失敗しないぞ!!」なんてタイミングは一生やってこない。
そうやって先延ばしにし続けた結果、どうなるか?
「もっとやりたいことに挑戦しておけばよかった…」と、後悔しながら人生を終える結末が待っている。
そんな最期は絶対にいやだ。
だから僕は、「脱・知識メタボ」することを決めた。
環境をつくることで、知識メタボを脱する
決めたはいいものの、知識メタボを脱するのは容易なことではない。
メタボ解消のダイエットが1人じゃ続かないのと同じで、知識メタボも1人じゃどうにもならない。
必要なのは環境だ。
そこで僕は前述の八木仁平さんに、月1でコーチングしてもらう環境をつくった。
知識の入れすぎで何から手をつけていいかわからない状態を、ひとつずつ紐解いてもらう。
質問を投げかけてもらいながら、次にやる行動を具体的に、明確にしていく時間だ。
最後に1ヶ月後までに何をやるのか約束して終える。
さらにその様子を、8万人近く登録者がいるYouTubeチャンネルでさらけ出すことにした。
こうなるともう、強制的にアウトプットせざるを得ない。
スパルタ知識ダイエットだ。
すべての人がここまでやる必要はない。
伝えたかったのは、「自分1人で、自分の意志だけで頑張ろうとするのは終わりにしてほしい」ということだ。
何度でも知識メタボに戻ってしまうことに自己嫌悪し続ける時間は、本当に苦しい。
真面目な人ほど、苦しくても1人で頑張り続けようとしてしまう。
そのエネルギーを、自分に合った環境をつくることに向けてみてほしい。
頼る相手は、家族でも友達でもパートナーでも職場の同僚でもいい。
自分以外の誰かとwin-winの関係を築きながら、環境をつくってみてほしい。
自己嫌悪することなく知識メタボを脱出してほしい。
環境づくりが難しければ、いつでも僕はコーチングで待ってる。
一緒に泥臭くもがきながら、やりたいことを実現していきましょう。
心から応援してます。
長文を読んでいただき、ありがとうございました!
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